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診療内容や特色

さて、整形外科といいますと、みなさまはどんな疾患の治療を連想なさるでしょうか?

われわれ整形外科医師の仕事として最もみなさまにわかりやすいものは、頭部以外の骨折、捻挫、打撲、脱臼などのいわゆる外傷の治療となります。これらは軽傷のものは、シップや飲み薬などの痛みどめ、場合によってはギプスをまくなどの治療ですむことがありますが、転位の大きい骨折(いわゆるズレの大きい骨折)や不安定な脱臼、腱や神経の損傷など、放置したら大きな後遺症を残す可能性がある外傷は、手術を行い、早期にリハビリテーションをおこなったほうがよいと考えられることがしばしばあります。このような外傷の治療を担当するのが整形外科医です。

  

しかしながら、整形外科医の仕事は外傷のみではありません。整形外科疾患は、このような外傷のほかに、関節疾患、脊椎疾患、骨軟部腫瘍、手の外科疾患という分野にわけることができます。

  

関節疾患は関節の老化(変形性関節症)や関節リウマチなどに代表される関節の障害です。変形性関節症は関節の痛みや可動域制限がおもな症状であり、最初は鎮痛剤や注射、リハビリテーションを行いますが、関節の障害が重度な場合は人工関節などの手術をおこなうことにより痛みや関節可動域が改善し、日常生活がしやすくなる可能性があります。関節リウマチは放置すると関節の破壊が進行するため、関節リウマチ治療薬の使用が必要ですが、重症化してしまった場合は手術をおすすめする場合があります。

  

脊椎疾患は背骨の老化現象や外傷、感染、腫瘍により頸や背中、腰の痛みをおこし、場合によっては背骨の中にある神経が圧迫されることにより、手足のいたみやしびれ、麻痺、排尿、排便の障害を引き起こすことがあります。痛みやしびれが軽度な場合は、関節疾患同様、痛みどめやリハビリテーションにて様子を見ますが、これらにて十分な効果が得られない場合や、手足の麻痺や排尿、排便の障害が急激に進行した場合は、神経を圧迫している背骨を削ったり、背骨を金属で固定する手術が必要となる場合があります。

  

骨軟部腫瘍は、骨から発生する腫瘍が骨腫瘍、筋肉や血管、神経を含む骨以外の軟部組織から発生する腫瘍が軟部腫瘍に分類され、それぞれに良性と悪性があります。レントゲン、CT、MRI、PETなどの画像診断にておおむね診断できますが、場合によっては腫瘍組織を採取して病理診断をおこなう、いわゆる生検手術が必要となることがあります。良性腫瘍は状況によって、経過観察をするか腫瘍切除手術をおこないますが、悪性の場合は、化学療法や放射線療法後に腫瘍切除をおこなうことが多いです。

  

手の外科疾患は、文字通り手に関する疾患の治療です。手は非常に複雑な構造をしており、人間の日常生活において重要な機能を担っているため、手の外科という独立した分野が存在します。手の外傷や、神経の障害、奇形などの治療がありますが、手術、リハビリを含め、手の機能を考慮した専門的な知識、技術が必要となります。

  

このような、整形外科の中でも専門領域の治療に関しては、それぞれの分野での専門医が治療をおこなうことが望ましいというのが最近の知見であり、岐阜大学病院にはこれら各分野の専門医の先生方がおられ、難易度の高い手術を岐阜大学病院にて行っておられます。岐阜中央病院および当院の関連病院である平野総合病院におきましては、定期的にこれら専門医の先生に専門外来をしていただいております。さらに岐阜中央病院におきましては、岐阜大学病院の専門医の先生からご相談を受け、岐阜大学病院にてすぐに手術の予定が入らない患者さんの手術を、当院にて執刀していただくことが可能です。また当院に受診されました患者さんのうち専門的な治療が必要と考えられる患者さんには、当院での専門外来を受診していただき、そのまま当院にて治療を受けていただくこともできます。

  

このように、岐阜中央病院整形外科におきましては、外傷などの一般的な整形外科的な疾患に加え、岐阜大学病院整形外科の各専門領域の専門医と協力して、幅広い患者さんの治療を担っていきたいと考えております。何かご不明、ご心配をお持ちの患者さんおよびそのご家族の方は、お気軽にご相談していただきたく存じます。今後ともよろしくお願いいたします。

  

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医師紹介

医師名・役職

主な経歴

専門医・認定医

池田  清
顧  問

京都大学
(1964年卒)

日本整形外科学会 専門医
日本リウマチ学会 専門医

菅  哲徳
医  員

東京大学
(1999年卒)

医学博士
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
日本整形外科学会 認定スポーツ医
日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
日本骨粗鬆症学会 認定医
日本医師会 認定健康スポーツ医

前田  直人
医  員

三重大学
(1999年卒)

 

診療科・医療技術部

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