患者さんから採取された血液・尿などの分析を行い、病気の診断や治療の経過観察に必要な情報を報告しています。
また、心電図や心エコーなど患者さんより直接情報を得る検査も行っています。
「検体検査」「生理検査」に分かれ、9名の臨床検査技師が担当しています。
腎機能・肝機能を評価する検査項目や脂質成分を自動分析装置日立LAbOSPECT006で測定します。
採血してから30分程度で結果報告をしています。
AtellicaIM(東海地区初導入)を使用し、肝炎ウイルスマーカー・甲状腺機能・腫瘍マーカー・心不全マーカーを測定します。
診察前検査報告が可能です。
Unicel DXH900(岐阜県初導入)を使用し、白血球・赤血球・血小板の大きさや数を測定します。
白血球についてはさらに形態の分類を行います。
CS-2500を使用し、血液凝固や線溶系に関わる因子を測定します。
GASTAT-1820を使用し、5分程度で血液ガスの状態を分析します。
クリニテックアドバンタスを使用し、尿定性項目を測定します。尿中細胞成分は遠心沈殿したものを顕微鏡で観察し報告します。
患者さんの血液と血液センターより供給された血液製剤が適合するかを機器と試薬を用いて判断報告します。
患者さんの両手両足と胸に電極を装着し、心臓のリズムや心筋の異常を調べます。検査時間は10分程度です。
体の表面から超音波をあて、心臓の動きや弁の状態を調べます。痛みはなく30分程度の検査です。
エコー検査では血管の状態や流れ・血栓やプラークの有無を観察します。ABI/PWVでは血管の硬さを評価します。
呼吸の大きさや速度を測定し、呼吸機能を調べます。
神経伝達速度・SAS・簡易聴力検査・CPX・PSG
1. 臨床検査課は外来処置室での採血から、検査実施報告までを行います。
院内実施項目はすべて緊急報告しています。
生理検査についても予約の必要な検査もありますが、緊急対応を行っています。
自動分析装置日立LAbOSPECT006・AtellicaIM・UnicelDXH900・CS-2500導入にて外来診察前検査の報告までの時間が大幅に短縮されました。
また、2020年4月より「共用基準範囲」を導入し、地域の医療連携も充実しました。
精度管理調査にも積極的に参加し、日常機器メンテナンスを行い、患者さんが安心できる正確で迅速な検査結果報告に取り組んでいます。
2. 院内検査項目の説明書「血液検査の見方」を新基準範囲導入にてリニューアルしました。
検査項目の意味や目的などが記載してありますので、ご希望の方はお知らせください。
3. 「鼻腔・皮膚等検体採取のための厚生労働省指定講習会」に臨床検査技師全員が受講しています。
インフルエンザ・新型コロナウイルス等の検体採取を臨床検査技師が行います。
4. 心臓リハビリテーションチームが立ち上がりました。
心不全等の患者さんが安心して日常生活を過ごせる様にチームでサポートします。