悪性腫瘍(がん)または、後天性免疫不全症候群(エイズ)などで、積極的な治療が困難と判断されたり、それらの治療を希望されない方で、さまざまな苦痛を和らげ(緩和し)、残された日々をその方らしく過ごしていただくことを支えるケアです。
このケアには、単なる肉体の苦痛だけではなく、心の問題や、その方のおかれた立場上の苦痛、人としての深い問題に対しても耳を傾けていくことが必要です(全人的ケア)。
患者さんだけでなくそのご家族もケアの対象であり、その目的に対し、多職種からなるチームでケアを進めます。
また、患者さんが病院を退院されたあとも、残されたご家族のお気持ちに寄り添い、再び元気を取り戻していただくように援助することも重要な働きです。
世に言うホスピスと一般的には同じような意味です。しかし、ホスピスという言葉は、単なる建物をさすのではなく、ケアのプログラム、または社会思想を反映している言葉といえます。
その思想の根底には、人間の尊厳の尊重・人権の尊重・自律性の尊重が流れています。
全人的苦痛
1994年02月 | ぎふホスピス運動をすすめる会(神山純子代表)発足 |
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1995年11月 | 岐阜県に緩和ケア病棟設立とケアの充実を求める請願署名活動開始 |
1996年02月 | 4万5千人の署名を提出、3月県議会にて満場一致で採択 |
1999年 |
ホスピスボランティアグループ『そよ風』結成 岐阜中央病院緩和ケア病棟完成、そよ風が活動開始 |
2001年 | 岐阜中央病院ボランティアグループ『りぼん』誕生 ボランティアコーディネーター就任、ボランティア講座開催 |
2018年4月 | 岐阜清流病院として新たにスタート |