リハビリテーションセンター

作業療法

作業療法では、事故や病気で失われたからだの機能や、普段行っていた生活上の動作を取り戻してもらえるよう支援していきます。
障害を受けたあとも、生きがいを持って過ごしていただけるよう患者さんのさまざまな希望に沿って訓練を行います。
たとえば、「トイレで排泄がしたい」「パソコンができるようになりたい」「ゴルフができるようになりたい」「喫茶店に行ってモーニングが食べたい」など患者さんの希望はさまざまです。
患者さんの現在の状態に合わせて、必要な訓練内容を計画し、治療を行っていきます。
スタッフ同士日々研鑽し、よりよいリハビリを提供することを心がけています。
「私たちと一緒に頑張りましょう!!」

日常生活動作

普段何気なく行っている生活動作が障害を受けた後には出来なくなることがあります。
日常生活で必要な動作(箸操作、排泄時のズボンの上げ下げ、着替え、歯磨き、化粧など)を実際に動作の中で練習し、再獲得を目指します。

更衣動作訓練 上着、ズボン、靴下など着脱の順番や着かたを練習します。

更衣動作訓練 「どこから手を通そうかな。」

トイレ動作訓練 車いすから便座への乗り移りや、ズボンの上げ下げを練習します。

トイレ動作訓練 「一人でトイレに行けるようになりたいな。」

生活関連動作

社会や家庭における役割を再獲得するために、家事動作や仕事に必要な動作を練習します。
例えば、主婦の方には料理、掃除機操作、洗濯物干しなどを実施し、安全に行える方法を検討します。
仕事復帰を目指している方には仕事内容に合わせて必要な動作を練習します。

調理訓練 包丁や鍋を安全に使用できるように環境を整え、道具を工夫します。
実際に料理をしてもらうことで、「思ったより上手にできてよかった」と自信を持てるようになる方も多いです。

調理訓練 「お好み焼き久しぶりに作るね!」

掃除の訓練 自宅に退院した後に掃除などの家事ができるように、実際に練習します。

掃除の訓練 「きれいになったね!これなら家でできそう!」

職業訓練 職場復帰に向けたパソコン操作の練習を行います。復職に必要な能力を検討し支援します。

職業訓練 「打つのが速くなりましたね!いいですね!」

身体機能

脳損傷、骨折後には関節が硬くなることや筋力が低下することがあります。
さらに身体のバランス能力も低下します。
体操を行う事や道具を使用して、関節の動きの改善や筋力をつけます。また、さまざまな運動により、身体全体のバランス感覚を養えるようにします。

スプリント製作 骨折や腱損傷後、安静な位置を保てるようにその人に合ったスプリントを作成します。

スプリント製作 「痛みはどうですか?」

上肢エルゴメーター 両手を協調させて動かせるよう練習します。

上肢エルゴメーター 「その調子!がんばって!」

高次脳機能

脳損傷により、思考・記憶・行為・学習・注意に障害が起きてしまうことがあります。症状を専門的に分析し、治療を行っています。

検査場面 見本を見て、同じ模様に組立てる時間を計測しています。(IQの検査です)

検査場面 「前より速くできるようになってよかった!」

作業活動

今後の生活に楽しみや生きがいを持ってもらえるように、病前行っていた趣味を再獲得し、新たな余暇時間の活用法を見つけていただけるように支援します。

紙芝居

紙芝居 「生きがいの紙芝居をまた作れて、皆にきいてもらえてよかった!」

五目並べ

五目並べ 「どこに次は打とうかな~」

風船バレー 風船やゲームを利用し、楽しみながら手の動きの範囲や速度の調整ができるように練習します。

風船バレー 「めざせ100回!そーれ!」

患者さんの作品集

患者さんの作品集